外傷について
四肢の切り傷、擦り傷、打撲、関節捻挫、靱帯損傷、亜脱臼、脱臼、骨折について適切な診断と治療・処置を行います。
また、スポーツでの故障(外傷)や交通事故によるケガなど最適な治療計画をご提案し、患者様の早期社会復帰を目指します。
打 撲
軽度の打撲であれば、湿布を貼って包帯で圧迫固定すれば1週間から2週間ぐらいで完治しますが、特に関節周囲の打撲では、関節運動のたびに傷ついた組織が動き、同じ程度の関節周囲以外の打撲と比較しても通常よりも多くの内出血や腫れが起こります。
重症化すると、長期的な治療期間を要し、場合によっては重い後遺症として関節が完全に治らないままの状態で固まってしまうこともあるので、関節周囲の打撲や重度の打撲の際はお早めに当院までご相談下さい。
骨 折
骨折といっても範囲や状態により重症度が異なり、手、足、骨盤など骨折部位によって、治療法も変わります。
基本的に骨はとても丈夫にできていますが、何らかの原因でその骨の強度上回る大きな圧力加わった際に骨折が起こります。
折れてしまった骨を元の位置に戻して固定することが、骨折治療の目的になります。
まず、骨を元の位置に戻すことを整復といいますが、方法として牽引や徒手などがあります。
一方、固定にはギプスや添え木を使った外固定と、手術による内固定や創外固定があります。
捻 挫
捻挫の症状は、どの関節に傷を受けたのか、あるいは靭帯損傷の程度によって様々です。
一般的には、関節の痛みやはれ、そして皮下出血といった症状が見られます。
特に、はれや皮下出血などの自覚症状がはっきりしている場合、じん帯が断裂している可能性があるため早期の診断が必要となります。
痛みやはれの症状から捻挫が疑われる場合には、お早目に当院までご相談下さい。
脱臼・亜脱臼
脱臼は例えば、転倒し肩を地面に強くぶつけた時や、スポーツではバレーボールのサーブ、テニスやバドミントンのスマッシュなど腕を上げて後ろに回す動作をした場合などで起こりやすい障害です。
亜脱臼は関節が外れかかってすぐに戻るので、瞬間的に強い痛みはありますが、肩が外れたことに気が付かないこともあります。
いずれにせよ、できるだけ早い診断と適切な処置を行うことが大切です。
交通外傷の治療について
交通事故に伴う様々な痛みや体の不調などの治療についてもお気軽にご相談下さい。
事故後は、あまり症状が感じられなくても、損傷を受けている場合があります。
特に、むち打ち症は数日経過した後に、徐々に痛み出すことがあります。
軽度な症状であればある程度の治療期間で治りますが、慢性化する恐れもありますので、自覚症状がなくても一度受診した方が安心です。